ゼノブレイド3の感想

はじめに

筆者は現在1週目終わり,2週目終盤に差し掛かったあたりまで進んでます.ヒーロー関連のクエストは全て完了しました(サブクエはちょっと残ってるけど).1週目終了時点でのプレイ時間はストーリありで60時間程度.2週目はストーリ飛ばしながら進めています.ゼノブレイドシリーズはswitchで1,2をプレイ済みです.

詳しい内容や考察は他のブログに譲るとして,個人の率直な感想を簡潔に書き留めておこうと思います.(以下に出てくる引用は開発者に訊きました : ゼノブレイド3|任天堂のものです.)

感想

今作はあまりゼノブレイドらしい「超どんでん返し・熱い・世界が理路整然としたシステムで動く」的なストーリーではなく,より現実的で感覚的なストーリーだったかなと受け止めています.私は当初ゼノブレイドらしい熱さを期待して望んでいましたが,ストーリー中盤で今回はそういうのをメインに表現したいのではないと悟り,新しい静かなゼノブレイドを受け止めるモードで物語を進めていました.

ゲームに出てくるおくりびとシステムも実は世界を維持するのに物理的に役立っていることを期待していたのですが,本編にもケジメとか想いを載せるみたいなキーワードが出てきたことからそういうわけではなさそう?現実で例えると仏教でお線香を焚いて仏壇の前で手を合わせる的な本人の中で落とし前をつける儀式みたいな感じなのか?おくりの粒子は気になる.

はい。モノリスソフトさんの開発される「ゼノブレイド」は、 高橋さんの生み出すキャラクターやストーリーを 果てしなく続く広大なフィールド上で楽しめるロールプレイングゲームRPG)です。 バトルがターン制ではなく、フィールドからシームレスにつながって リアルタイムで動かせるようになっていて、 タイミングやキャラクターの位置取りを駆使しながら 気持ちよくあそんでいただけるゲームになっています。

バトルシステムは物量が多い割に説明が丁寧でわかりやすくて本当に良かった.ただキャラのアクセサリーなどをいちいち付け直すのが面倒で,マイセット登録機能みたいのが欲しかった.あとエーテルシリンダーとノポンコインの所持上限低くない...?

今回は主人公である6人の想いを均等に描きたかったので、 セリフのワード数をできるだけ均等になるようにしています。 極端な話ですが、ゲームの終盤で 相づちしかうたないキャラクターとかにしたくなかったので・・・。

もうこれゲームというより体験型アニメでは?というぐらいアニメの量が多かった印象.あとはアニメシーンと戦闘シーンがシームレスにつながっているのは没入感を増していて良かった.広大な大地と一体感のある壮大な音楽,これぞゼノブレイドという感じ. あと笛.ゼノブレイド3を象徴づける音で,笛に始まり笛で終わる一貫性は好きです.

ただ,「開発者に訊きました」で語られた通りストーリー的に主人公である6人はそれぞれ目立っていたのだが,終盤に行くにつれて逆にメビウスが空気だった感がある.終盤のメビウスが一番説明不足感あった.エヴァみたいにわからないを楽しむ系統の作品だと思えばそれで良いのだが今回は「わからない」より「ない」が強いんだよな...真っ白なページが渡されていて,余白を楽しむほどの本文がない感じ.DLCに期待.

でも今回は違った切り口で描いてみたかった。 というのも、実は「力」にもいろいろな形があって、 理念や正義や大義ではなく、 面子(メンツ)とか欲とか、実はシンプルなもののほうが多いんじゃないか、と思ったんです。

「未来に向けて新しい自分、新しい道を見つけていく」というのが今作のテーマ

私の中にメビウスの側面もあるかもしれないと思うほどにはメビウス側にもそれなりの共感できる正義がありました. これはメビウスにはものすごく煽ってくる奴から人道的で穏やかなものまで多様性が担保されているおかげかもしれない.

最後の方にはメビウスも救われて欲しいなあという気持ちも.大体スタートラインや成長の過程は運命で決まっていて,最後に納得して笑えたらそれでいいみたいなストーリーだったけど,本人は生きている大部分で救われてないよなあとモヤった部分でもあります(シャナイア生きてくれ).ただ,困難に態度することに価値を見出さなければ生きる道はないという現実感のあるストーリーでもある.

おわりに

全体を通して,ストーリー的には個人的に1,2が好みだったけどシステム面では3がいいかなという感じです.3は序盤は良かったけど,終盤に進むにつれてサブクエやってても本編のストーリーの物足りなさを感じてしまったので今は今後のDLCをゆるゆる待つのみかなあとおもいます.ただ,ギアスとか含め前作やってた人向けのファンサービス多めだし,やればやるだけおもしろさの見つかるスルメ感のある作品ではあるので,最終的にやっぱり自分はゼノ好きだなあとなりました.開発者の方々ありがとう!

ここまで読んでくださりありがとうございました.