夏の終わりのコード進行

Ⅵm7 → Ⅳ7 → Ⅴ7 → Ⅰ7

これですね

清涼、爽快、余韻、追憶、不安定

ここら辺の印象をごちゃ混ぜにしたようなコード進行。ひぐらしのYouとか久石譲のSummerとかが有名。 ひぐらしのYouは4和音のうち下から2番目を欠落させた伴奏が印象的です。

ひぐらしのYouみたいに4和音のうち下から2番目を欠落させて、さらに12分割表記*1にすると [9 16 19] → [5 12 16] → [7 14 17] → [12 19 23] になってわかりやすいかも。

3番目から4番目までの移動を例にとると 7→12、14→19 が +5 になって気持ちいいんだけど、最後の17→23が特に気持ち悪い。 このキモさ(=不安定さ)が夏の余韻を想起させるんですよね。そもそも全部セブンスのコードだから全体的に浮遊しがちともいえる。

ひぐらしのYouは実際には上の各要素の数字に+1した [10 17 20] → [6 13 17] → [8 15 18] → [13 20 24] (A#m/C#の調)だし、 久石譲のSummerは各要素の数字に+2した [11 18 21] → [7 14 18] → [9 16 19] → [14 21 25] (Bm/Dの調)で表せますね。


実際に弾きました。ピアノの動画を撮るのは高校以来で久々に楽しかったです。あり合わせのGoProで撮ったのであんまり音質が良くないです。

ひぐらしの伴奏をベースにして他の似たような曲も同じ A#m/C#の調 に移調してメドレーで適当に弾いてみました。

ほのぼの神社も入っています。ほのぼの神社ってシンプルで何にでも使えて音楽界の白飯みたいなものですよね。コードの勉強におすすめ。

youtu.be


最近何らかの活動をネットの海に放出してそれなりの緊張感を得て精錬させたいという思想が芽生え始めたので、また仕事が落ち着いているときにパワーを溜めて何かをやりたいですね。


そういえば、アイコンに2つの目を生やして生物感を出しました。

*1:上記の進行を基本のドを0、1オク上のドを12、2オク上のドを24にして 1オクターブの音階を12分割した表記。そういえばこれの正式な名前を知らない...そもそも一般的でない気がする